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介護の際の心がけ

介護を行う際には、様々な注意点があります。
食事にしても、排泄や入浴の支援にしても、あるいは家事全般にしても、それぞれの項目によって留意すべき点がありますが、それら全てよりも優先されるべき問題は、相手の自尊心を傷つけず、自立心をないがしろにしないという点です。

ホームヘルパーは、あくまでもサービス利用者を支援する仕事です。
それはつまり、要介護者、高齢者、障害者といった方々の自立を支援するという事です。
よって、あくまでも相手が自立する気持ちを尊重すべきですし、また促すべきです。

例えば、普段介助をしているいずれかの作業に対して「自分でやる」と言われた場合、それが危険かどうかを判断する必要はありますが、仮に危険だと判断した場合でも、完全否定をする事はあまり良くありません。
一人で行う事の危険性を説明し、どの段階まで回復すればその行動をしても良いかという事を話せば、我を張らずわかってもらえる確率は高くなります。
その為ホームヘルパーには、きちんと筋道を立てて説明ができるスキルも求められます。
それが、相手の自尊心を傷つけない事につながります。

家事全般などの生活援助を行う際には、できるだけ自分が作業をしている際、誰かの目に触れるようにしておくか、あるいはいつでも現状を確認できるようにしておく必要があります。
ホームヘルパーとはいえ、あくまでも他人です。
密室状態で介護をしていると、もしも何かが無くなったなどという事があれば、真っ先に疑われる事になりかねません。
どれだけ親密な関係を築けたとしても、思わぬ火の粉が降りかかる事のないよう注意しておきましょう。
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